予防歯科とは歯が痛くなってから治療するものではなく、痛くなる前に虫歯や
歯周病などの病気を予防する事です。
虫歯になってしまった歯を治すよりも、歯を虫歯から守ることを重視した考え方です。
そもそも虫歯や歯周病にならなければ、歯が痛むことも歯を失う事もありません。お口の中を見て、治療するかどうかを見てもらうことが大切です。
毎日のケアで歯の健康を保つことで、生涯にわたって自身の歯で噛めるようになります。
痛くなる前に治療を
定期健診で歯の健康を保ちましょう
口腔内診断
ブラッシング指導
定期健診
専門治療
日本人の70歳のときの平均残存歯数は約16本と言われていて、
自分の歯だけではしっかりと噛めないという方が多いです。
生涯にわたって自分の歯で噛めるようにしっかりとケアをすることが大切です。
大人の歯の本数は親知らずを含めて32本、すべての親知らずを
抜いてしまった場合で28本です。
予防歯科の先進国と言われているスウェーデンでは、70歳の時の
平均残存歯数は”21本”です。
70歳になっても自分の歯で食事を楽しめているようです。
「痛くなったら歯医者に通う」と思っている方がほとんどですが、
予防先進国では「痛くなる前に予防のために歯医者に通う」という
考え方が根付いているため、70歳になっても健康的な歯を保てています。
歯を失う二大原因は【虫歯】と【歯周病】です。
一般的に歯は奥歯から失われる傾向にあり、比較的若いうちは虫歯で
失われる場合が多いのですが、残った歯が少なくなるにつれて
歯周病で失われる歯が多くなります。
【虫歯】と【歯周病】をどう防ぐのかがポイントになります。
歯や歯茎など、お口の中全体を定期的にチェックし、虫歯や歯周病に
なっていないかどうかを確認します。
また、虫歯や歯周病の確認だけでなく、歯科衛生士による
ブラッシング指導も行っています。
フッ素は、歯の表面を強くして虫歯の原因である酸から歯を守る効果
があります。フッ素は、歯の表面に付着しているプラーク菌が糖分を
代謝する過程で作り出す酸を中和する作用もあります。
フッ素を定期的に塗布することで、虫歯の発生を予防することができます。
フッ素塗布は、フッ素を濃度の高い液体やジェル状の薬剤で歯の表面
に塗布することで行われます。
フッ素塗布は、特に子どもの虫歯予防に効果的です。子どもの歯は、
歯質が未熟で虫歯になりやすいため、虫歯予防のためにフッ素塗布が
推奨されます。
歯の表面を強くすることで、
虫歯の発生を予防する。
虫歯菌の繁殖を抑え、
歯肉炎や歯周病の予防にもつながる。
歯が白く輝き、
美しい歯並びを保つことができる。
定期的に歯医者でお口の中を診てもらうことによって、歯や歯ぐきの状態の変化を
いち早く気付き虫歯や歯周病を予防することができます。
初期の虫歯を見つけたら削らずに済むことや、歯ぐきの炎症でもすぐにおさまる場合があります。
POINT 1
「定期的に検診に通うということは、その分お金がかかるのでは……」と思われがちですが、実は定期検診に通っている方が治療費を抑えることが出来ます。
定期検診を受けず痛くなってから受診した場合、症状がかなり進行していることが
ほとんどです。その場合は、治療に費用もかかるため、定期検診を受けていたほうが
お得になることがほとんどです。
治療による通院回数や治療時間も定期検診のほうが少なく済みますので、定期的に歯医者に通うようにしましょう。
POINT 2
定期検診ではお口の中のチェックと共に、それぞれに合った歯磨きの指導があります。
また、定期検診の際に歯石除去や歯のクリーニングを行うと毎日の歯磨きでは
落としきれない汚れがなくなり、綺麗で健康な歯をキープできます。
POINT 3
First
歯や歯茎など、お口の中全体を定期的にチェックし、
虫歯や歯周病になっていないかどうかを確認します。
Second
歯磨きだけでは落とせない歯石やプラークなどの汚れを、
専門の器具を使ってきれいに取り除きます。
Third
歯磨きは、しっかりと磨いているつもりでも、
磨き残しがたくさんあると言われています。
口腔内を検査して、汚れの付着があれば、再度ブラッシングの指導を行います。
健康な歯を保つためには、歯科医師や歯科衛生士による定期的な検診やPMTCだけでなく、食事や生活習慣の改善も重要です。
以下に、健康な歯を保つための食事や生活習慣の改善方法をいくつか紹介します。
これらの方法を取り入れることで、健康な歯を保つことができます。
しかし、虫歯や歯周病などのトラブルが起こった場合には、早めに歯科医師に相談しましょう。
歯に良い食材としては、カルシウムやリン、ビタミンDなどが含まれる乳製品や魚介類、
野菜などが挙げられます。
また、歯を傷つける砂糖や酸味の強い飲料や食品は控えるようにしましょう。
POINT 1
食事のタイミングにも注意が必要です。
特に、食後に歯磨きをすることで、歯の表面に付着した食べカスを落とし、
虫歯や歯周病の予防につながります。
POINT 2
正しい歯磨きの習慣を身につけることも、健康な歯を保つためには大切です。
歯科医師や歯科衛生士から正しい歯磨き方法を学び、日々の生活に取り入れましょう。
POINT 3
タバコやアルコールの摂取は、歯や歯茎の健康に悪影響を与えることがあります。
できるだけ控えるように心がけましょう。
POINT 4
ストレスが原因で歯ぎしりをしたり、口内炎ができたりすることがあります。
ストレスを軽減するためには、適度な運動やリラックスする時間を設けることが大切です。
POINT 5