蔵前駅から徒歩３分、土曜診療も行っている駅近くの歯医者【蔵前駒形ひまわり歯科クリニック】です。今回は歯医者の保険診療について説明します。皆様が日頃から抱える、保険治療の疑問や不明点を解き明かすべく、基礎から詳しく解説いたします。これを読むことで、より自身の歯科保険について理解を深めることができるはずです。
主な歯科保険制度の種類
歯科保険制度は大きく分けて3つの種類があります。それぞれの制度は、対象者や負担割合などが異なります。
国民健康保険（公費負担）
全国民が対象となるこの制度では、通常、治療費の30％を自己負担します。ただし、70歳以上の方は一部負担金が軽減され、20％になるケースがあります。
健康保険組合・共済組合（労働者向け）
こちらは主に会社員や公務員を対象とした制度で、一般的には治療費の30%を自己負担します。
企業・団体の福利厚生制度（特定の企業・団体向け）
企業や団体が個別に設ける制度で、対象者や保険適用範囲、自己負担率などは企業・団体ごとに異なります。
一般的な保険適用項目
保険診療とは、保険制度がカバーする範囲内での治療のことを指します。具体的な保険適用項目について詳しく見ていきましょう。
歯の治療（虫歯、歯周病など）
歯科診療で最も一般的な治療は、虫歯や歯周病の治療です。虫歯治療では、虫歯が進行した歯を削り、詰め物や被せ物で補う処置が行われます。一方、歯周病の治療は、歯石の除去や歯のクリーニングなど、予防的な対策を中心とします。
抜歯や入れ歯治療
重度の虫歯や歯周病により、歯が抜け落ちる、あるいは抜歯が必要な状態になったとき、入れ歯による補完が必要となることがあります。これらも保険診療の範囲内です。
歯の根管治療
歯の中心にある神経（歯髄）が感染した場合、その感染部分を取り除き、細菌の侵入を防ぐために根管を詰める治療が必要となります。これも一般的な保険診療項目となります。
こうした基本的な治療は、歯科保険制度によりカバーされます。しかし、すべての治療が保険適用となるわけではなく、適用外の治療も存在します。
保険適用外の治療
一方、すべての治療が保険診療の範囲内とは限りません。ここでは、一般的な保険適用外の治療について詳しく見ていきましょう。
審美的な治療（ホワイトニング、セラミック治療など）
歯を白く見せるホワイトニングや、歯の形状を美しく修復するセラミック治療など、審美目的の治療は保険診療の対象外となります。これらは自由診療とされ、全額自己負担となります。
特定の手術や手術に伴う治療
一部の複雑な手術や、その後のリハビリテーションなども保険適用外となることがあります。
歯列矯正などの歯並びの矯正治療
美容目的の歯列矯正も一般的には保険診療の対象外です。ただし、咬み合わせの問題による口腔内の健康問題を解消するための歯列矯正は、一部保険が適用される場合もあります。
歯医者の保険治療における注意点
保険診療を受ける際には、以下のようなポイントに注意することが重要です。
適用範囲の確認
あらかじめ自身の保険がどのような治療をカバーしているのかを理解し、適用範囲を確認しましょう。また、歯科医に対しても具体的な治療内容とその費用、保険の適用範囲について確認することをおすすめします。
保険証の提示
治療を受ける際には、必ず保険証を持参し、提示するようにしましょう。保険証がない場合、保険診療を受けることができない場合があります。
自己負担額の理解
保険診療であっても、自己負担額が発生します。どの程度の費用が必要になるのか、治療前にしっかりと理解しましょう。
まとめ
今回は、歯医者の保険診療について詳しく解説しました。主な歯科保険制度の種類、一般的な保険適用項目、保険適用外の治療、そして保険治療を受ける際の注意点を学びました。
歯科治療は、保険制度の適用範囲や自己負担額、適用外となる治療があることを理解することが大切です。また、具体的な治療内容やその費用については、治療を受ける前に必ず歯科医に確認するようにしましょう。
台東区蔵前で保険診療中心の歯医者をお探しなら【蔵前駒形ひまわり歯科クリニック】までご相談ください。皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
この記事の監修者
院長 工藤崇裕
蔵前駒形ひまわり歯科では、予防を第一に考え、患者様一人一人に寄り添った治療を心がけて参ります。