ホワイトニングは歯に悪い?リスクや注意事項について

近頃、歯のホワイトニングの需要は高まっています。明るく白い笑顔を持つことは、自信、若く見えることや、清潔感のある印象を与えられます。成人の4人に1人は、口や歯の影響で笑顔を避けているといわれています。

また、歯のホワイトニングには歯を白くすることができるという大きなメリットがありますが、気を付けなければならない点もあります。ここでは、ホワイトニングのリスクの内容や注意点などをご紹介いたします。

ホワイトニングをした女性

ホワイトニングを行っても歯が損傷したり弱くなったりすることはないです。ホワイトニングに対して否定的な意見があるのは、使用される成分や一時的な副作用に関連していると思われます。ホワイトニング剤の主な成分である過酸化水素(オキシドール)が高濃度で肌に接触すると炎症を引き起こす可能性があります。このような成分が、「ホワイトニングで歯に痛みが生じる」という否定的なイメージにさせているのかもしれません。

ただし、過酸化水素を使用するホワイトニングは歯科医師の判断で行われ、正確な用法と量が守られているため、歯を傷つけることはないです。

ホワイトニング後、熱いものや冷たいものを食べたり飲んだ時歯が敏感に反応することがあります。中には、翌日に強い痛みで目覚める人もいます。個人によって痛みやしみる症状は異なりますが、適切な対処を行うことで少しずつ改善していきます。しみる症状がでる場合は、専用の歯磨き粉の使用や、処方された痛み止めの服用が有効です。
また虫歯がある状態でホワイトニングを行うと、ホワイトニング剤が虫歯の部分を刺激し、強い痛みを感じることがあります。そのため、ホワイトニング前に虫歯の治療を受けることが必要です。

ホワイトニング剤が歯茎に接触すると、一時的な腫れや炎症が生じる可能性があります。適切な施術手順やアフターケアによってこれを軽減できます。歯周病になっている方がホワイトニングを受けると、歯ぐきにさらなるダメージや腫れ、痛みが発生することがあります。ホワイトニングを希望する方は、事前に歯石除去や口内清掃を行い、歯ぐきが安定した状態で施術を受けた方がよいです。

ホワイトニングの効果は個人差があり、ホワイトニングの種類によって持続期間も異なりますが、歯の白さは永遠に持続はしません。着色しやすい食品の摂取や不適切なセルフケアにより、効果は短くなることがあります。
コーヒーや紅茶、ワイン、カレーなどの着色しやすい食品を多く摂取すると、ホワイトニングの効果が減少し、食後の歯磨きを行わないと虫歯や歯周病のリスクが高まります。

無カタラーゼ症の人はホワイトニングを避けるべきです。ホワイトニングに使われる過酸化水素は、無カタラーゼ症の方にとっては口腔内での腫れや壊死を引き起こす危険があります。カタラーゼが無い病気で、オキシドールを傷口に塗った際、泡が立たなければ疑いがあります。

妊婦や授乳中の方にはホワイトニングを避けた方がいいです。胎児や乳児への影響は不明確ですが、リスクを避けるべきです。妊娠中は口腔内の問題が悪化しやすく、治療が難しいため、ホワイトニングは授乳後に検討した方がよいとされています。

エナメル質形成不全症やホワイトスポットのある人は、ホワイトニング前にこれらの問題の治療を検討すべきです。ホワイトスポットがある場合、ホワイトニングで色の不均一が起こる可能性があります。

治療歯が多い人はホワイトニングの前に、補綴物の調整を検討する必要があります。ホワイトニングは自然な歯を白くします。一方でセラミックやレジンの詰め物はホワイトニングの影響を受けないため、ホワイトニング後に色を合わせる処置が必要です。

歯科医院でのホワイトニングでは、治療前に歯科医師が患者様の口内を詳しく診察し、歯科衛生士が口腔の状態を細かく管理します。歯科医師は、ホワイトニング剤が歯や全身に及ぼす影響、さらに禁忌事項についての専門知識を持っており、患者様一人ひとりに適したホワイトニングができるかどうかを判断します。歯の過敏症状が出た際の対処法や、ホワイトニング施術前の口腔ケアも丁寧に行われます。

また、市販の製品やホワイトニングサロンと異なり、効果的な「過酸化水素」を使用するホワイトニングは、歯科医師がいる歯科医院でのみ実施できます。安全に歯を白くしたい場合は、歯科医院でのホワイトニングを検討ください。歯の色に関する悩みがある場合は、まずは当院へご相談ください。

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歯科医院で行うホワイトニングは、歯の外見や内部を明るく白くする施術です。ホワイトニング治療で期待通りに白くならない歯のための対策も用意しています。歯の白さに関する問題があれば、まずは歯科医師に相談することが大切です。
当院では、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを行っています。歯を白くすることに興味がある場合は、一度、台東区蔵前にある【蔵前駒形ひまわり歯科クリニック】へご相談ください。

 
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この記事の著者・監修者

院長 工藤 崇裕

患者さま一人一人のお口の中は違います。ですから、患者様一人一人の状態を検査・診断を通して把握しながら、お口の中の健康を保てるようにお手伝いしたいと考えています。そのために、蔵前駒形ひまわり歯科クリニックでは、患者様との3つのお約束をしています。

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