クラウンは、歯の外側の構造を補う補綴物です。広範囲な虫歯、歯の構造を損なう大きな詰め物、歯の大きな亀裂、エナメル質の著しい侵食、または根管治療の後がある場合、クラウンをお勧めします。
一時的なクラウンと半永久的なクラウン
クラウンを被せるとき、歯科医は虫歯や損傷を治療し、クラウンのためのスペースを作るために歯質の一部を削りずります。患者様の歯の形状の型を取り、そこから永久的なクラウンを作り始めます。クラウンが出来上がるまでは、仮のクラウンをかぶせます。
一時的な仮のクラウンは、患者様の歯にしっかりとマッチしていないため、本来のクラウンほど安定しません。また仮の接着剤で接着されているので、本来のクラウンの時期が来たら取り外すことができます。
永久歯のクラウンは仮のクラウンより丈夫ですが、それでも外れて落ちる場合があります。
歯科用クラウンが外れる理由
クラウンが失われた場合、クラウンを付け直したり、新しいクラウンを作り直すことができます。クラウンを交換する場合、手間と費用がかかるため、なるべう避けたいところです。ここでは、患者様がクラウンを紛失する一般的な理由と、紛失しないための対策方法をご紹介します。
歯ぎしり
歯ぎしりが起こると、歯やクラウンが損傷することがあり、緩んだり、割れたり、脱落したりすることがあります。
中には、日中に歯ぎしりをする人もいますが、多くの人は通常、睡眠中に歯ぎしりをしています。その為、歯ぎしりに苦しんでいるかどうかを判断するのは難しい場合があります。歯ぎしりが原因で、頭痛や顎の痛み感じることもあるため、その場合は、歯科医に相談しましょう。また、歯科医が診察することで歯ぎしりをしていることがわかる場合があります。
対処法
ストレスが歯ぎしりの引き金になることはよくあり、ストレス解消法が有効です。しかし、それでも治らず、歯の損傷やクラウンの破損に悩まされている場合は、市販でも販売されている、歯を保護するナイトガード使用する必要があります。
むし歯
通常、クラウンは虫歯の治療法として必要となります。しかし、場合によってはクラウンを失う理由にもなり得ます。クラウンは装着された時の歯質の形状に合わせて特別に装着されます。患者様の歯が虫歯でさらにダメージを受けると、その形状が変化し、クラウンの適合が合わなくなる場合があります。
対処法
クラウンを含む歯科治療を受けた売位に限ることではありませんが、治療を施された歯があるのであれば、より念入りに口腔内の衛生管理をする必要があります。フッ素入り歯磨き粉を使い、柔らかい歯ブラシで1日2回、2分間ほどはブラッシングし、フロスで歯と歯の間をきれいにする。虫歯を防ぐために、年に2回は予防歯科で、定期的に歯科検診とクリーニングを受けましょう。
外傷
クラウンの損傷は、顔面強打などの外傷から生じることがあります。歯と同じように、クラウンも無敵ではありません。思わぬ事故が原因で、クラウンが破損したり、紛失したりすることは十分あり得ます。
対処法
すべての事故を避けることはできませんが、ケガを防ぐための対策はあります。可能であれば、けがをする可能性が高いスポーツをするときはマウスガードやヘルメットを着用しましょう。虫歯のない健康な歯を保つことで、歯はより強くなり、外傷によって損傷を受ける可能性は低くなります。
危険な食べ物
最後に、特定の食べ物はクラウンにダメージを与える可能性があります。永久歯のクラウンは天然歯と同程度の強度と耐久性がありますが、特に仮クラウンの間は特定の食べ物に注意する必要があります。
対処法
仮クラウンを装着している間、または永久歯のクラウンが緩く感じた際は、以下の食品を避けてください。
- 噛みごたえのある食べ物:キャラメル、ガム、硬いグミなど
- 硬いもの:キャンディーや氷、
- 極端な温度の食べ物:非常に熱い、または冷たい食べ物。
クラウンを紛失した場合の対処法
クラウンを紛失したり破損した場合、緊急の事態ではありませんが、できるだけ早く歯科医院の予約を取り、クラウンがある場合は持参してください。作り直す場合や、付け直す場合もあります。
蔵前で歯医者をお探しなら【蔵前駒形ひまわり歯科クリニック】
以上クラウンについて、紛失しないためのコツを解説いたしました。天然歯と比べてしまうと、性能が良くても費用や手間がかかる場合が多々あります。最善策は、虫歯にならない健康的な歯を保つことかもしれません。それでも、虫歯になってしまった際には、見た目の美しい自然な歯を再現することが、現代では可能です。虫歯やクラウンでお悩みの際は、一度、蔵前にある歯医者【蔵前駒形ひまわり歯科クリニック】にご相談ください。